190624

設計をする図面を書く、
その時には、対象を抽象化して必要な情報だけを扱い書き込む。
さらに、スケールに応じて扱うべき情報の密度が変わる。

3D プリントや、3D 入稿の加工の外注に向けたモデリングでは、
抽象化せずに、きっちり細部まで設計を詰める。

この時に、抽象化した設計と、加工用の完璧なデータの扱い方が少し難しい。


紙の図面、2D の図面 → 立体物であると、必然的に適切な抽象化がなされる。
3D のデータ → 立体物に自動で加工されるのであれば、抽象化せずに作らなければならない。

しかし、
3D で設計するというと、完璧に現実と同じレベルでデータを作ってしまいがちで、
それだと重い、設計に不要な情報量という場合がある。

3D データであれば、抽象化せずにデータ上で完璧に作りこむことができてしまうので、
これが地味にわかりにくい。
慣れみたいな部分や、データ作成者の俺フォーマットで抽象化してしまう、
そういうところもある。


建築設計にも、
基本設計と、実施設計や、詳細設計のような抽象度、具体度のレベルがあるのと同様に、
小さなものでも、3D でのモデリングであっても、然るべき抽象度を扱うというのが大事だと思った。



終わり。